飯盒でご飯を炊くと美味しいよ
ここでは、勉強に疲れてきた方の気晴らしや、車とかバイクの免許を取得してキャンプに行って、飯盒でご飯を炊いてみようと言う気持ちになった場合に備えて、いつも私がやっている飯盒の使い方を紹介したいと思います。
飯盒で上手に炊いたご飯は、なぜ美味しいのでしょうか?
恐らく、まだ現在の科学ではその本質は、解明されていないのではないでしょうか。無責任な答えですみません。
なぜそう思うのかと言うと、同じ米を使って、飯盒でご飯を炊くと、炊飯器より断然美味しいご飯が炊きあがります。
私の場合には、飯盒を使って自分で炊いたと言う、気分もご飯を美味しく食べる事にとても大きく関与している気がします。
一度だけ、型落ちで安くなっていた高級炊飯器を買った事があるのですが、高級炊飯器でも、千円の飯盒に遠く及ばないのです。
炊飯器メーカーは、いっその事、土鍋や羽釜だけではなく、飯盒を使ってみても良いのではないかなと思います。そのくらい、飯盒の実力は高いです。落としても割れないし、とても軽く、しかも、飯盒なら蓋も持ち手もあり食卓にそのまま置けます。
飯盒は、バーベキュー時だけではなく、家庭のガスコンロでも使用でき実はとても重宝する優れものなのです。
飯盒を使ったご飯の炊き方
はじめ強火
飯盒炊飯の常套文句と言えば、「はじめちょろちょろ、なかぱっぱ。」では、ないでしょうか?
この言葉を口に出す人とバーベキューやキャンプをすると100%失敗します。
ずっと「ちょろちょろ」でお粥になるか、途中で火力を上げてずっと強火のままで焦げるか、たいていどちらかです。皆が楽しくやっている中で口を出すのは、悪いのでいつも黙って失敗するのを見ています。
私のやり方は、「はじめ強火、あと弱火。」です。
どのくらいの、強火化と言うと、炎が出る位の強火です。私がいつも使っている丸型飯盒(五合)だと、7分前後~8分で泡が出て吹き溢す感じです。泡の吹き出す時間は、2.5合の時でも時間は同じです。兵式飯盒でも同じだと思います。
お焦げが欲しい場合には、泡が吹き出したまま、1分程度そのままにしておきます。
あと弱火
泡が吹き出して来たら、今度は弱火にします。弱火の目安は、ガスコンロのイメージで言うと、左右のどちらかが弱め、逆側が強めになっていると思いますが、弱め側のコンロの一番弱火の火加減で炊き上げます。
私はバーベキューの際は七輪の上に飯盒を乗せて、ご飯を炊いているのですが、飯盒と炭の距離によって火力は異なりますが、だいたいオガ備長炭が新品だと小さく割った物を1個か2個、一度使い火消壺で消したものだと2個か3個程度を目安にしています。本当にこれでいいのかなと言うくらい、弱火でOKです。炎が出ていたら強すぎるので注意してください。
この弱火の状態で、15分~20分炊いていきます。
初めてで、やり方がよく分からない場合には、泡が吹き出してから、すぐに弱火にして、20分炊くと上手にご飯が炊けます。
ひっくり返す
弱火で15分~20分ご飯を炊いたら、火から飯盒を離して、ひっくり返してご飯を蒸らします。
蒸らす時間は、10分です。
「赤子泣いても蓋取るな!」です。気になっても、蒸らしあがるまで我慢しましょう。
10分蒸らしあがったら、しゃもじで十字に切り込みを入れて、よそって食べましょう。
10分も蒸らして冷めないの?って思うかもしれませんが、ほとんど冷めません。
釜めしの釜も再活用しよう!!
駅弁で有名な釜めしの釜の使い道に困った事はありませんか。
捨ててしまっては、もったいないですよね。
ならば、飯盒と同じ要領でご飯を炊いてみては!!簡単に美味しいご飯が炊けますよ。
一人分のご飯であれば、飯盒で炊くよりも釜めしの釜の方が便利です。
米カップ120ccに対し水130グラムの分量を目安にします。
大体、釜めしの釜だと人差し指の先を米に付けると水面が第一関節位の位置になります。
次に火にかけます。飯盒と同じで最初は強火にします。
すると、泡が吹きこぼれてくるので、その状態を3分間キープします。
その後、弱火にして15分炊きます。
火を止めて、10分蒸らして出来上がりです。
飯盒炊飯?飯盒炊爨?
私は子供の時に、科学教室と言う団体に入っていました。
そこでは、年に数回デイキャンプを行うのですが、毎回先生が決まって、「おい!いいか、飯盒炊爨(はんごうすいさん)は間違った言い方だぞ。正しくは飯盒炊飯(はんごうすいはん)だ。」と話していました。
しかし、中学生の時の学年主任の先生はキャンプの際に、「おい!いいか、飯盒でご飯を炊く事は、飯盒炊爨(はんごうすいさん)って言うんだぞ。」って、言っていました。
私なりに、いろいろ調べてみても、はっきりとどちらの言い方が正しいのか分かりませんでした。
私と同じような経験をされた方もいらっしゃるかと思いますが、こういう場合には、話し手に花を持たせて「ふ~ん」と頷いて、角を立てないのが正しい答えなのかなと思いました。
焦げても「うなぎの蒲焼のたれ」で失敗も怖くない!!
最後に万が一水加減や火加減に失敗してご飯を焦がしてしまったらどうしよう??と、心配している方もいるかもしれません。
そういう方にお勧めな物は、「うなぎの蒲焼のたれ」です。
真っ黒に焦げてしまって、明らかにどうにもならない場合には使えませんが、ちょっと硬くなった程度なら、むしろ大成功と言うくらいに、失敗をカバーしてくれる心強い味方です。
逆に、お粥の様になった場合には、普通に雑炊の素を入れればOKです。
キャンプと言ったら「カレー」でしょ。
キャンプで定番と言ったら「カレー」だと言うイメージがあります。
個人でバーベキューやらキャンプに行っても面倒くさいのであまり作らないかもしれませんが、学校などの行事ではやっぱりカレーだと思います。
カレーの味は、こだわればこだわるほど、自分以外の他人の口には合わなくなる事が多いのでとても難しい料理です。
私が、いつも作っているカレーは、ハウス食品のバーモントカレーをベースに、エスビー食品の赤缶カレーミックスと赤缶カレー粉を混ぜて作ります。
バーベキューやキャンプのみでの使用では、赤缶カレーミックスと赤缶カレー粉は、残ってしまうと思いますが、使い道はたくさんあります。
私がいつも使っているのは、カレーうどんを作る時です。
ヒガシマルのカレーうどんスープをベースに赤缶カレーミックスと赤缶カレー粉を足したり、袋めんのマルちゃんカレーうどんに赤缶カレーミックスと赤缶カレー粉を加えてもおいしくなります。
キャンプやバーベキューで小腹が空いて来た時にカレーうどんはとてもおいしく感じるのでぜひ試してみてください。
赤缶カレー粉は、一人前だとコンビニのコーヒーのマドラーの3分の1程度を目安に最初は入れていくと良いと思います。
赤缶カレーミックスの方は多少分量を間違えても何とかなります。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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