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宅地建物取引士(宅建士) 試験対策

家の前で握手する人達 おすすめ資格
英検換算努力度レベル難易度標準学習時間実際勉強時間おすすめ度
英検2級~英検準1級相当レベル 5.5普通300時間60時間☆☆☆☆☆
毎年20万人もの受験者数を誇る人気資格です。宅建士の資格を持っていると、活躍できる世界が広がります。

宅建ってどんな感じ?

 何となく、ネットで資格を調べていたら、たまたま見たサイトに「簡単に取れる」とか「民法が得意なら勉強なしで合格できる」とか、書かれていたので、何となく受験しました。

 1度落ちてしまったので、合計2回受験しました。

 1回目に受験した時は本当に全く勉強しませんでした。全くです。

 「どんな問題が出題されるか」「何問出題されるか」「試験時間はどれくらい」などの受験する人なら、だれでも知っている様な事も知らないままの状態で、受験しました。

 正確に言うと、テキストと問題集は用意しました。

 ただ、配達された状態のまま、置かれたままでした。

 とても忙しくて、勉強どころではありませんでした。

 しかし、そんな感じで受験しましたが、29点取れました。民法は全問正解できました。

 「民法が得意なら勉強なしで合格できる」と言う、情報はあながち嘘ではなさそうです。

 まぁ~、不合格であることに違いはありませんが、全く歯が立たなかったと言う様な、悪い点ではないと思います。

宅建は40点を目指せ!!

 私が思うに宅建は、40点を目指すべきだと思います。

 なぜなら、平成26年度以降の試験で合格基準の最高点が令和2年度10月試験の38点だからです。

 この年は、自己採点して37点取って「よもや落ちる事はない。」と思っていて、不合格になってしまった方も多かったのではないかと思います。

 なので、40点を取る感じで勉強して行くと、良い結果が出ると思います。

 宅建で闇雲に高得点を狙うと今度は、テキストや過去問に出てこない内容なども、実際の試験では出題されたりすると思うので、勉強が追い付かなくなる可能性があるので、やはり40点を狙う位が最適だと思います。

宅建で40点取った勉強法

 それで、次の年は、民法以外を重点的に勉強するという計画を立てました。

 テキストを1回通読して、その後に民法以外を何回か読みつつ、問題集も何回か解いていくと言う感じの計画でした。

 しかし、5から6カ月間の勉強計画でしたが、全く勉強時間が取れず、ズルズルと何もしないまま時間が過ぎて行き、気づいたら、もう試験日まで1カ月になっていました。

 しかも、1度も用意した教材を開かないままでした。

 去年と全く同じ展開でした。

 それで、仕方なく、勉強に取り組みました。

 平日は1時間勉強できれば良いと言う感じで、土日に集中して勉強しました。

 宅建の標準学習時間は300時間程度と言われていますので、全く勉強時間が足りない事は、認識していましたが、この時点ではそれでも、70~80時間は勉強する計画でした。

 何とか、テキストと問題集を1回だけはやり遂げました。

 問題集のチェックを入れておいた問題も1回は見直しができました。

 この時、試験日まであと3日位しか残されていませんでした。明日、明後日も勉強時間はあまり取れそうにないので、土曜日に勉強すればいいかと思いました。

 しかし、試験日の前日の、頼みの綱の土曜日に計画が完全に狂ってしまいました。

 なぜかと言うと、2カ月前にバイクの車検を予約しておいた事を忘れていたからです。

 「ディーラーにバイクを置いてくれば、その後に勉強できるだろう」って、思う方がほとんどだと思います。

 しかし、話がちょっと複雑で、隣の県で買ったので高速道路を使って片道1時間半かかります。

 さらに、タイヤ交換も頼んでおいたので、タイヤを使い切らなければもったいないので、いつもタイヤ交換をするときには、遠出した帰りにバイクをディーラーに持ち込むようにしています。

 それで、試験日の前日は結局1日中遊んでしまい、自宅に帰ったのが夜の8時頃でした。

 それから、猛勉強して、事前に購入しておいた一問一答集を一回全て解いて、その時に、もう一度やった方が良い問題にチェックを入れておきました。

 そして、チェックを入れた問題に、また、チェックを入れながら解いていき、だんだんとチェックの数が減るような感じで勉強を進めました。

 そんな感じの勉強を夜通しやっていました。

 宅建の試験は、午後に行われ、たまたま自宅から15分位で着く試験会場だった事も私の味方になり、残された勉強時間を有効に使い、知識を詰め込みました。理解するのではなく、ひたすら、知識を詰め込みました。

 途中で仮眠も少しとってリラックスしてみたりしました。

 試験会場まで家族に送ってもらい、試験室に入ってからもずっと、一問一答集をやっていました。

 試験開始時刻寸前の、「試験監督が必要なもの以外は鞄に入れてください。」と言うまでは、本当に必死に勉強していました。

 そして、試験本番に突入し、問題を解いていくうちにだんだんと手ごたえを感じて来ました。

 試験が終了すると、ひょっとしたら受かるんじゃないと言う様な出来栄えでした。

 最後の最後まで諦めずに勉強した甲斐あって、自宅に帰って自己採点してみると「40点」取れました。

 「40点」取れれば確実に宅建には合格できるので、合格証書が届くのがとても待ち遠しかったです。

 簿記やその他の論述形式の試験の場合には、「手ごたえあり」とか「絶対合格」とか思っていても落ちてしまった事を何度も経験した事がありますが、宅建では全てマークシートのため自己採点で「40点」取れれば、マークミス等の不始末を侵さない限りは絶対に合格なので、自己採点後はとても気分が良かった事を記憶しています。

「40点」は実力で取れたの?

 9割5分は実力で取れたと思います。短期集中でも、宅建は十分合格できます。

 「分からない」「解けない」「知らない」「意味不明」等の問題がまぐれで当たった回答はありませんでした。

どんなテキストで勉強したの?

 宅建のテキストと問題集をメインで使用して勉強しました。その後、試験直前まで使っていた一問一答集の本を使っていました。

 最初に本屋さんで、入門編みたいな感じのテキストの様な本を買いましたが、全く使いませんでした。

 最初の方をちょっとだけ読んで飽きてしまいました。

 廊下に置いておいたら、父が持って行って読んでいました。

 で、その後その本は父の物になりました。

 本屋さんで、資格の本を見ていると、何故かほかの本も買いたくなるのですが、絶対にやめた方が良いと思います。

 いろいろ手を付けると、結局最後までどの本も終わらずに、試験日になってしまいます。

 最初に計画を立てたときに、「この本で勉強する」と決めた本を一貫して使う方が知識も定着しやすいような気がします。

 それと、通勤通学時のちょっとした時間に勉強したりしたい方でテキスト等を持ち運びたい方は、バッグのサイズによっては他のものが入らなくなると思いますので、注意が必要です。

 テキストと問題集の一式を持ち運んで移動するのは、難しいと思うので、今日はテキストで明日は問題集を持って行こうみたいな感じで、工夫すると良いと思います。

 私の場合には、持ち歩くのは一問一答集だけでした。隙間時間には、じっくり勉強できないので、隙間時間に勉強するにはぴったりでした。

 そもそも、小さいブリーフケースを使っているので、一問一答集一冊が限界でした。

宅建の合格の方法は?

 独学にするか、通信講座にするか、はたまた、通学講座にするか、と悩んでいる方も多くいると思います。

 合格する可能性を少しでも高めたいのであれば、通学講座が良いと思います。

 私は以前、行政書士の通信講座で勉強して行政書士に合格したのですが、一週間に一度必ず質問をすることにして、勉強のペースメーカーにしていました。

 すると、提出課題もテンポ良く進み、勉強がはかどりました。

 勉強が進んでいないと、質問を思い浮かべる事すらできないので、質問をすると言う事を計画に入れて勉強するのもありだと思います。

 そもそも、通信講座や通学講座の価格が高額なのは、そう言った、人件費も入っているからだと思います。

 なので、質問をして自分の学習効率を高めることは、支払った金額に対するサービスをしっかりと受けている事になります。逆に、質問を全くしないと言うのが、もったいないです。

 金額面さえ問題なければ、通信講座がおすすめです。

 通学講座についてですが、宅建に合格すると、実務経験がない方は「登録実務講習」と言う、通信講習と通学のスクーリングの講習を受講しなければならないのですが、その時の通学のスクーリングの体験を踏まえて、メリットとデメリットを述べたいと思います。

 通学講座のメリットは、時間通りに始まり時間通りに終わると言う様な、計画が最も立てやすく狂わないと言う事だと思います。

 中学・高校・予備校・大学の様な、板書に追われて、授業の内容が頭に入らないと言う様な事はありませんでした。

 この点については、教える側の考え方でばらつきがあるかもしれません。板書がメインの講師に当たってしまったら、授業を受ける意味がだいぶ薄くなってしまいます。私が以前予備校に通っていた時は、科目によっては講師が板書するもの早く、消すのも早い人がいて、授業を受ける意味がないと思ったことも良くありました。

 そんな感じで、学校の授業はいつも板書に一生懸命で、授業を受けるというよりは、ノートに字を書きに学校へ行く様な日もありました。

 通信講座でも動画配信等で通学同様のサービスがあったりします。動画配信の場合には2倍速で受講できたりするため、私が思うに、通信講座が一番良いと思います。

 「じゃあ何でお前は独学で勉強してんだよ!!」って誰でも感じると思いますが、一言でいえば、民法やその他の法律系の科目が得意だったからです。

 宅建を受験した時には、行政書士や法学検定(上級)に既に合格していました。

 FP2級に合格していて、AFPにも登録していたため、私にとっては、とても有利な条件が揃っていました。

 FP2級の試験科目にも不動産関係の項目があります。また、AFPに登録するとFPジャーナルと言う冊子が毎月送られてくるのですが、そこにも、不動産関係の記事がよく掲載されていたりするので、そういう事も、宅建には有利に働きました。

 宅建を目指す方にはFPの資格もおすすめです。

 どちらを先に取得しても良いと思います。実務でも生かされるはずです。

宅建の具体的な勉強方法は?

 なんて言っても、宅建に合格するためのキーポイントは「民法」だと思います。

 例年、民法は10~11問出題されていて最も重要な科目です。

 しかし、独学の場合にはテキストの構成上の問題で勉強がしづらいと思います。

 と言うのも、私が使った本屋さんで売っている市販の宅建用のテキストの場合、最初の第1章に宅建業法が200ページ以上記述されていて、その後の第2章でやっと民法が出てくるという感じの構成です。

 これだと民法を重点的に勉強するのが難しいと思います。

 なぜかと言うと、多くの人の場合、最初のページから最後のページまで通読して勉強するので、重要な事項を優先して、それ以外を読み飛ばすという読み方をやらないからです。

 したがって、テキストを1回読んだら、宅建業法も1回、民法も1回と言うように、同じ回数しか勉強しない事になります。

 この様な事にならない為に、苦手な分野や理解できなかった箇所に印を付けたり、付箋を付けたりして、工夫すると良いと思います。

 理解できた部分とできない部分を分けて勉強して行かないと、勉強時間が幾らあっても足りません。

 通学講座や通信講座を利用される方も同様ですが、配布されるテキストが何冊かに分冊されていることが多いので、勉強しやすいと思います。分冊されているものの方が、通勤・通学の際にも持ち運びやすいと思います。

問題の解き方の注意点は?

 試験対策で意外と厄介なのが、「数字」と「日にち」だと思います。

 これはどんな資格試験でも言える事ですが、「4分の3」「10日以内」「10㎡以内」等の表現は試験に狙われやすいぽインドです。

 こんな感じの問題は、単語カードなどを作って覚えると良いと思います。覚えるしかないです。

 それと、言葉の言い回しにも注意が必要です。

 例えば、「少なくとも~を定めなければならない。」とか「~を定めることができる。」等の表現です。「少なくとも」が付くだけで全く意味が違います。

 正確に覚えておかないとこの類の問題には、対応できません。

解答スピードを速くして!

 試験は、50問の問題を2時間で回答しなければなりません。1問あたり2分程度で回答しなければ、全問解き終える事はできません。

 したがって、宅建は四肢択一式の試験ですが、全ての選択肢が全く分からないと言う様な問題は、印を付けて飛ばして、次の問題に移った方が良いと思います。

 この時、マークミスには気を付けてください。

鉛筆で解答スピードUP!!

 最後になりましたが、私がマークシート方式の試験で試験対策として必ずやっている事があります。

 それは、鉛筆を使ってマークすると言う事です。

 シャープペンシルでマークすると芯が細いため、意外とマークするのに時間がかかります。

 ササッとマークをして時間を稼ぐために、鉛筆はとても有効です。

 しかし、マークをしていくうちに、だんだんと太くなってくるので、何本か用意しておくと良いと思います。

 宅建の場合には、問題数が50問ですので、受験番号をマークするときに鉛筆を使う事を考慮すると、大体5本か6本持っていけばよいと思います。

まとめ

 短期集中で場当たり的に勉強するよりも、計画的に勉強した方が良いと思います。

 民法が得意なら独学で勉強すると良いと思います。宅建業法などの法律もすぐに習得できると思います。

 法律に全く触れたことがないような方は、通信教育を受講すると良いと思います。

 2週間に1度のペースで質問をして、計画通りに勉強するためのペースメーカーとして、利用したり、モチベーションを維持することに有効に活用できると思います。

 独学で勉強するよりもしっかりと学べるため、転職など考えて資格を取得したり、不動産業を始めようと考えている方は、絶対に通信教育で勉強すべきだと思います。

 

最後までご覧いただきありがとうございました。

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