英検換算努力度 | レベル | 難易度 | 標準教習時間 | 実際教習時間 | おすすめ度 |
技能教習:英検準2級面接相当 | レベル 4.25 | 普通 | 学科教習:1時間 技能教習:31時間 | 学科教習:1時間 技能教習:31時間 | ☆☆☆☆☆ |
全ての課題に共通する、課題をクリアするために言える事
視線が重要です。
バイクは視線の方向にしか、進みません。
視線の方向以外に、バイクを進ませる事ができる人は、ものすごく高い技術を持った人だと言えます。
なので、まずは「視線」と言うキーワードを意識する必要があると思います。
恐らく、教習中のほとんどの方は、指導員から「視線」とか「目線」とかの言葉を何度も何度も言われたと思います。
その時一緒に必ず言われる言葉があると思います。「下を向いている。」です。
私も、何度も言われました。
なぜ、視線が下を向いてしまうかと言うと、「怖い」からです。
なので、周回コースの直線のを走っていて、転倒する事が無い様な場面では、視線は、行きたい方向、つまり、前を向いていると思います。
ところで、なぜ「怖い」と感じるのかと自分なりに考えてみたのですが、恐らく、どういう状況で転倒するかが、分からないからではないでしょうか。
教習所では、転倒する練習と言う様な事は、しませんので、どうなると転倒するのかなかなか身に付ける事は難しいと思います。
なので、ここは強制的に自分で意識して、視線をバイクが進みたい方向へ向けるしかありません。
視線をコントロールできるようになると、課題も楽にこなせるようになります。
S字・クランク
S字もクランクもあまり変わらない様に見えますが、実際にやってみるとクランクの方が難しいと思います。
・・・が、私の通っていた教習所ではS字も難しかったです。なので、最初は苦戦しました。
何が難しかったかと言うと、S字のコースの出口で狭い道に直角に右に曲がって出る必要があったため、最初の数時間は、そこが曲がれなくて、よく転倒して、そこを曲がれるようになるための練習を指導員と一緒にしていたくらいでした。その時は、補講やむなしと思っていました。
しかし、指導員の方が旋回の練習をさせてくれたので、すぐに上達し、転倒せず曲がる事ができるようになりました。
何と言うか、最初から、課題でも何でもない所で躓きました。いや、バイクなので躓くのではなく、転倒しました。
S字は、ほとんどの人が楽しく練習していると思います。私もS字の練習は楽しかったです。
しかし、クランクは、ゆっくり走らないとならない為、速度調整も難しく、さらに、ほぼ直角に曲がる必要があり、おまけに、コースの内側のパイロンのせいで、コースがやたら狭く感じてしまって、最初の頃は、自分の思った通りにはなかなかできませんでした。
S字とクランを攻略するための肝は、「半クラ」「リアブレーキ」「視線」の3つだと言えます。
半クラは、教習開始して間もない方には、難しいと思いますが、慣れるしかありません。
第一段階の終盤位で大体「半クラ」のコツを多少掴み始めると思うので、それまでは、難しくても、必死に練習するしかないと思います。
「半クラ」を身に付けて、しばらくすると、「視線」もコントロールできるようになります。
自分の思い描いたラインでクランクを抜ける為には「視線」が重要です。
怖くても、「視線」を意識して、バイクに乗ると上達が早いと思います。
私が、教習中にクランクを失敗していた時に、よく言われた言葉があります。
それは、「バイクにおっかなビックリ乗ってるよ。」って言う言葉です。
転倒するのが怖いので、ビビりながらバイクに乗っているため、視線は下でラインも思い描けず、クランクに入って転ぶと言う感じです。
視線を意識するようになってから、だんだんと、上達してきたので、S字やクランクが苦手な方は、まずは視線を意識する事から始めると良いと思います。
一本橋(平均台)
一本橋(平均台)をクリアする為の最も重要なポイントは、「半クラ」です。
如何に「半クラ」を素早くできるかが、一本橋を攻略するカギを握っています。
恐らく、一本橋を苦手としている方は、一本橋に乗る前にバランスを崩して失敗していると思います。
「じわぁ~~~~っと」クラッチを繋いでいる間に、一本橋に上がる段差に前輪が到達してしまい、バランスを崩して、落ちてしまう・・・って感じではないでしょうか。
教習所に通い始めてすぐは、そんなもんだと思います。私もそうでした。
第一段階で一本橋に苦戦している方には、なかなか共感してもらうには、時間が必要だと思いますが、私が第一段階の終盤から身に付けて、第一段階の見極め・第二段階の見極めそして卒検までやった、一本橋の攻略法があります。
第一段階の終盤位になると、半クラは大体できるようになると思います。そして、アクセルの感覚も掴んでいると思います。
そしたら、一本橋に入る前の停止位置で停止したら、アクセルをちょっと開けてみてください。
次に、「じわぁ~~~~っと」でも「パッと」でもいいので、まぁ~、できれば「パッと」の方がいいですが、半クラをします。
それで、一本橋に上ります。
やり方としては、坂道発進と同じ要領です。
アクセルを少し開けてから、クラッチを繋いで行く。これだけです。
教習初期には、アクセルを開けて万が一、クラッチが何かの拍子にスパッと繋がってしまって、暴走したらどうしようとか、考えてしまうかもしれませんが、「半クラ」のコツを掴んでいる方であれば、その心配はないと思います。
この方法は、指導員から教わる事はないと思いますが、私が第一段階の後半くらいの時に、坂道発進の後に何となく試してみたらうまくいったので、第一段階の見極め、第二段階の見極め、そして、卒検まで使った技です。
指導員から教わっていない事をやってもOKなのかと、心配になる方が多いかと思いますが、私は一度も注意されたりする事はなく、全て一発で合格しました。
と言うか、一本橋だけでなく、信号が青になってからの発進時などにも常にやっていました。
それでも、注意された事は一度もありませんでした。
「坂道発進」で教えている事を、「一本橋」でできないって言う事はないと思います。
気になる方は、指導員に「一本橋でアクセル開けてから、クラッチ繋いでいいですか?」と尋ねてみると良いと思います。
繰り返しになってしまいますが、「坂道発進」でできる事を、他のシーンでできないなんて事は常識で考えればないと思います。
この技は、全ての発進の際に使えますので是非、試してみてください。
そもそも、既に免許を取得していて、公道でバイクを楽しんでいる方には「技」でも何でもないと、この記事を読んで思われる方も多いと思います。
バイクに乗っていれば、アクセルをチョコッと開けてからクラッチを繋ぐなんて事は、信号待ちなどでちょっと窪んだ所に停止してしまった場合などには、必ずやる方法です。
何度も繰り返してしまいますが、アクセルをチョコっと開けて、クラッチを繋いで一本橋に上がっても、見極めも通ったし、卒検も合格しました。
バイクに乗る前に空気圧の確認をしよう!!
私の場合、ガソリンスタンドで空気圧を測ると、
走行中にタイヤが温まってしまって、
正確に空気圧が測れない事がありました。
スラローム
私が、通った教習所では、第一段階ではCB750、第二段階ではNC750を使用して教習を行っていたのですが、教習中の私でも分かるくらい、CB750の方がスラロームをやりやすかったです。
現在、教習されている最中の方は第一段階も第二段階も同じNC750を使っていると言う場合もあると思います。
私の叔父は定年になってから、私が二輪の免許を取るだいぶ前に、大型自動二輪の免許を取得したのですが、第一段階も第二段階もNC750だったと言っていました。
なぜ、この様な話をするのかと言うと、NC750で教習中の方の中には、指導員の説明通りにアクセルワークでパイロンをかわしていく事は、とても難しいのではないかと思ったからです。
NC750の様な二気筒の大型バイクで、スラロームをアクセルワークでかわしていこうと思っても、アクセルを開けてから、ほんの少し遅れて「バタバタバタ」と言う様な感じで、加速してしまい、私が教習中には、イメージ通りに、パイロンをかわせませんでした。
第一段階のCB750の時は下手くそながらも、アクセルを開けると「ウォンウォン」と言う感じで、何となく乗れていた気がします。
そんな感じで、NC750をうまく乗りこなせなかったので、作戦を変えて、兎に角、合格できればそれで良いとしました。
華麗にパイロンをかわすとか、カッコよく乗るとかそんな事は、追及せず、パイロンを確実に避けて、そここそのスピードでクリアして、減点されたり失格になったりしない様にする事にしました。
ただ単に、免許を取得すると言う目標を達成する為だけに、教習所に通っているのだと、割り切りました。
周りを見ていると、とても上手に乗りこなしている人もいるにはいましたが、自分は自分、人は人と言うスタンスでスラロームに臨むことにしました。
私が思うに、スラロームは、パイロンにぶつからずに、そこそこのタイムで通過するようにしていれば良いと思います。私はそのようにしていました。
上述の私の叔父は、私とは通った教習所は、違うのですが、何度でも補講を受けられるオプションを付けて、教習所で上手になると言う方針を取っていた様です。ホントかどうかは、分かりませんが。
話が逸れてしまうのですが、何年バイクに乗っても、二気筒のエンジンは難しいと思います。
練習するためのスクールや講習会などに参加して、技術を磨いている方であれば、簡単にのりこなせるのかもしれませんが、私の場合には、土日祝日のみにしかバイクに乗らない為、全く上達しません。
なので、スラロームがイメージしたライン通りに行かなくて、めげそうになっても気にしない方が良いと思います。アクセルを開けるタイミングのコツを掴むには教習を受けている方が思うよりも時間が掛かります。
教習所で規定の時間内で卒検まで目指す方には、スラロームを理想通りのラインでバイクを乗りこなすのは恐らく無理です。
まぁ~、兎に角、スラロームは合格すれば良いと割り切って臨むと言う考え方も、バイクの免許を取得するための一つの考え方だと思います。
ちなみに、上記の上手にスラロームを乗りこなしている人の一人は、二十歳くらいの女性でした。
卒検で一緒になった別の女性の話によると、その上手な方は、スラロームの最後のパイロンを倒してしまって、検定終了になってしまったらしいです。
思い返すとその方はたびたび指導員から「危ないからスラロームをそんなに攻めちゃダメ!!」と注意されていました。
なぜその方が上手なのかと言うとずっと中免で400ccのバイクに乗っていたからです。
公道で乗るだけでは、なかなかあのレベルに達しないと思うので、ひょっとしたらジムカーナなどで腕を磨いていたのかもしれません。
スラロームは、上手な人でも、教習中の不慣れな方でも見た目よりも難しい課題なのだと思います。
急制動
急制動は、何故か癖が大きく出る課題だと思います。
だんだんバイクに慣れてくると、赤信号に差し掛かったりすると、無意識にクラッチを握り、ギア落としたりしてくるようになります。
急制動では、「エンスト」させなければならないのに、いつの間にか無意識に、クラッチを握って、ギアを1速に落としている事がありました。
当然、指導員に叱られました。
また別の日に、ちょっと本を読んで勉強して来て、急制動時に「人差し指」と「中指」でブレーキを掛けたら、また、指導員に叱られました。
教習中には、ブレーキは4本の指を使って、レバーを握らなければならないそうです。
普通自動二輪を長く乗っていて、普段は「人差し指」と「中指」でブレーキを掛ける方は、苦戦するかもしれません。一度身に付いた癖は、なかなか取れないと思います。
普通自動二輪を取得してから、すぐに大型自動二輪を取得すると言う方も、大型自動二輪を取得するまでは、ブレーキは普通に4本指をレバーに掛けて、ブレーキをすると言う風にしておいた方が良いかもしれません。
そのほかは、急制動については特別難しい点はないと思います。
一点だけ、挙げるとすれば、中途半端に強くブレーキをするとタイヤがロックしてしまって、転倒してしまうので注意してください。
一度だけ、第一段階の最初の頃にタイヤがロックしてしまいました。
幸い転びませんでしたが、指導員の方に怒られました。
思えば、自動車運転免許の合宿に行った時も、タイヤをロックさせて、指導員の方に、ちゃんとブレーキしてと言われた記憶があります。
きっと、私はブレーキが苦手なのででょう。
坂道発進
車の免許の時よりも、簡単だと感じる人が多いと思います。
坂道発進で、これと言って難しい事はありません。
ただ一点、坂道発進の場所に到着して停止したら、必ず一速にギヤが入っている事を確認した方が良いです。
一度だけなんですが、四速にギヤ何故か入っていて、坂道発進に失敗して3回くらいエンストしていたら、指導員の方が手を振りながら飛んできたので、手を振り返したら、どうやら怒っているらしく「ギヤを一速に入れないで坂道発進できるほど、テクないでしょ!」って怒られました。
慌ててギヤを確認したら、ギヤを下げずに、上げていた様です。
この後は、セルを回しすぎてエンジンが掛からなくなってしまったため、別のバイクに乗り換えて教習をしました。
たまたま、同じ教習車両が空いていてよかったです。
波状路
波状路も特に難しいところは、ないと思いますが、一点だけ、こちらも注意すべき事があります。
それは、立つタイミングです。
立つタイミングが、早かったり遅かったりすると、減点の対象になるので注意してください。
最初は、教わったタイミングで立っていたのですが、いつの間にか、早く立つようになってしまい、指導員から、「そんなに早く立つと、減点になるよ。」と注意されました。
最後に
私が、おすすめの自動二輪の取得法は、合宿免許で取得する方法です。
日程が決まっていて、スケジュールが組みやすく、観光もできます。宿泊費や食費が浮きます。
長期滞在する事になるので、いつの間にか、教習所の付近が第二の故郷的に思えてきます。
良かったら、合宿免許も考慮に入れてみてはどうでしょうか。
最後までご覧いただきありがとうございました。
免許をとるなら一生の思い出にもなる
合宿免許がおすすめ!!