英検換算努力度 | レベル | 難易度 | 標準学習時間 | 実際勉強時間 | おすすめ度 |
筆記試験:英検2級~英検準1級相当 口述試験:英検3級面接試験相当 | レベル 5.75 | 普通 | 500時間 | 筆記試験:110時間 口述試験:100時間 | ☆ |
口述試験の実際勉強時間の内訳は、「法律の改正チェックに30時間」「ICレコーダーの吹き込みが20時間」「勉強が50時間」です。
他の士業資格とのダブルライセンスとして取得してみてはどうでしょうか。
試験区分
国家資格(国土交通大臣署名)
試験日
筆記試験:9月下旬の平日
口述試験:12月初旬の平日
※海事代理士試験は、筆記試験と口述試験の両方とも「平日」に行われます。
出願期間
8月1日から8月末日までの期間である事が多い。
出願方法
郵送出願
年間実施回数
年1回実施
受験料
6,800円
収入印紙を願書に張り付けて納付します。
受験資格
なし
試験会場
筆記試験は全国11か所で実施
札幌市 | 仙台市 | 横浜市 | 新潟市 | 名古屋市 | 大阪市 | 神戸市 | 広島市 | 高松市 | 福岡市 | 那覇市 |
口述試験は1か所のみで実施
東京都 国土交通省(本省) |
試験方式
筆記試験:記述式
※マークシート方式の解答は一切ありません。全て解答用紙に鉛筆で文字や数字を書き込みます。
口述試験:面接方式
試験時間
筆記試験:10:15~16:30の時間を1時限から4時限に分けて実施
口述試験:10:30~17:30のうちの15分間
出題形式
筆記試験:○×問題や三肢択一式から36位の語群から選択する問題や記述式まで論述以外のいろいろな問題形式で出題されます。
口述試験:面接方式
出題範囲
筆記試験
●一般法律常識(概括的問題)
憲法、民法、商法(第3編「海商」のみ対象。)
●海事法令(専門的問題)
国土交通省設置法、船舶法、船舶安全法、船舶のトン数の測度に関する法律、船員法、船員職業安定法、船舶職員及び小型船舶操縦者法、海上運送法、港湾運送事業法、内航海運業法、港則法、海上交通安全法、造船法、海洋汚染等及び海上災害の防止に関する法律、国際航海船舶及び国際港湾施設の保安の確保等に関する法律(国際港湾施設に係る部分を除く。)、領海等における外国船舶の航行に関する法律、船舶の再資源化解体の適正な実施に関する法律及びこれらの法律に基づく命令。
口述試験
●海事法令
「船舶法」、「船舶安全法」、「船員法」、「船舶職員及び小型船舶操縦者法」
合格基準
筆記試験
筆記試験の合格基準は 20 科目の総得点 240 点の 60 パーセント以上の得点をあげた者としており、全科目受験者の平均正答率が 60 パーセントを上回る場合には、平均正答率以上の得点をあげた者を合格とします。
要約すると、通常の合格基準は60%以上の正答率ですが、平均正答率が60%以上の場合には、平均点以上の点数を取らないと合格できないと言う事です。
口述試験
口述試験の合格基準は、4科目の総得点 40 点の 60 パーセント以上の得点をあげた者です。
合格率
筆記試験
30%台の時もあれば70%台の時もあり、合格率に差がありますが、おおむね50%程度であり、高い合格率だと思います。
令和5年度 筆記試験結果
出願者数 | 528名 |
受験者数 | 409名 |
合格者数 | 228名 |
受験者に対する合格率 | 55.7% |
受験者の平均正答率 | 64.08% |
令和5年度の筆記試験は、受験者の平均正答率が「64.08%」となり、平均正答率が60%を超えた為、20科目の総得点240点の64.08%以上の得点を上げた者が合格者となっています。
口述試験
50%台から90%台の時もあり、筆記試験同様に合格率に差がありますが、おおむね80%程度であり、高い合格率だと思います。
令和5年度 口述試験結果
受験資格者数 (筆記試験免除申請者を含む。) | 237名 |
受験者数 | 235名 |
合格者数 | 223名 (筆記試験免除者8名含む。) |
受験者に対する合格率 | 94.9% |
受験者の平均正答率 | 80.55% |
口述試験の合格点については、受験者の平均正答率が60%を超えている場合でも、4科目の総得点40点の60%以上の得点を上げれば合格します。
年収
海事代理士についての年収は「jobtag(厚生労働省 職業情報提供サイト)」で公開されていない為、不明ですが、海事代理士試験合格者のための講習会(資格者講習会)の終了後に行われた懇親会で、海事代理士の方に話を聞く機会があったので年収の事を伺ったところ、専業でやっている人で上位の方は、2,000万円は行くと言う話でした。
そういう方は、毎日、書類を書き続けるそうです。
既に、固定のクライアントがいる為、成り立っているようです。
参考情報
海事代理士試験合格者のための講習会(資格者講習会)の終了後に行われた、懇親会で名刺交換を行った時の印象だと、何らかの法律関係の資格(司法書士・行政書士・社労士)に合格していたり、士業を開業している方が多かったです。
中には、海運業に勤めている方もいました。
合格率が高い原因の一つに、この様な既に一定の法律に対する知識を備えた人が受験していると言う事情も関係しているのかもしれません。
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