英検換算努力度 | レベル | 難易度 | 標準学習時間 | 実際勉強時間 | おすすめ度 |
英検準2級相当 | レベル 4.0 | 普通 | 100時間 | 70時間 | ☆☆☆☆☆ |
ITパスポートってどんな資格?
ITパスポートは例年20万人以上が受験する人気の資格です。
人気の理由は、受験のしやすさだけではなく、受験勉強の中で幅広い知識を身につける事ができる事と、その知識を実際に社会で活かす事ができる事だと思います。
ITパスポートは試験で実際に問われる知識は、AI・ビッグデータ・IoT等の基本的かつ最新のIT技術から、経営戦略・マーケティング・財務・法務などのビジネス関連の知識までITと関連付けられて問われます。
もちろん、セキュリティやネットワークに関する知識も多く出題されます。
社会人にとって不可欠な知識を習得しているかどうかを試す試験と言っても良いと思います。
試験区分
国家資格(経済産業大臣署名)
※もっとも簡単に取得できる、大臣署名の資格だと思います。
「何でもいいから、とにかく資格を取りたい。」と言う方にも、おすすめです。
試験日
CBT方式で随時実施
出願期間
3か月先までの申し込みが可能
出願方法
Web出願のみ
年間実施回数
随時実施
受験料
7,500円(消費税込み)
受験資格
なし
試験会場
全国47都道府県で実施
自分に都合の良い試験会場を選択可能
試験方式
CBT(Computer Based Testing)方式
試験会場のコンピューターを使用して、試験を行う方式です。
試験時間
120分
出題方式
四肢択一式
出題数
小問:100問
合計:100問
出題分野
●ストラテジ系(経営全般):35問程度
ストラテジ系(経営全般)では、「経営戦略」「財務会計」「企業活動」「法規」などが中心に出題 されます。
「法規」は、「著作権法」「特許法」「労働基準法」「不正アクセス禁止法」などが出題されます。
●マネジメント系(IT管理):20問程度
マネジメント系(IT管理)では、「システム開発」がメインテーマです。
IT業界だけでなく、いろいろな分野の製造業にも共通する事項も多く出題されていると思います。
●テクノロジ系(IT技術):45問程度
「コンピューター」と言う用語から連想される分野が広く出題されます。「ネットワーク」や「セキュリティ」の知識も問われます。
テクノロジ系(IT技術)は、技術革新がとても速いので、しっかりと知識をブラッシュアップして、その時その時に必要な技術を身に付ける必要がある分野です。
※全て技術レベル1(内容が簡単と言うわけではないので注意してください。勉強しないで合格できるような試験ではないです。)
合格基準
総合評価点が600点以上であり、かつ、分野別評価点もそれぞれ300点以上であること
総合評価点
600点以上/1,000点(総合評価の満点)
分野別評価点
ストラテジ系 300点以上/1,000点(分野別評価満点)
マネジメント系 300点以上/1,000点(分野別評価満点)
テクノロジ系 300点以上/1,000点(分野別評価満点)
合格率
社会人:56%程度
IT系:52%程度 非IT系:57%程度
応募者数 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 | |
IT系 | 3,271 | 2,944 | 1,578 | 53.6% |
非IT系 | 21,998 | 19,877 | 10,454 | 52.6% |
応募者数 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 | |
IT系 | 35,122 | 31,606 | 16,471 | 52.1% |
非IT系 | 162,232 | 143,629 | 78,392 | 54.6% |
学 生:41%程度
大学院:67%程度 大 学:50%程度 高 校:25%程度
応募者数 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 | |
大学院 | 414 | 371 | 257 | 69.3% |
大学 | 4,420 | 3,949 | 2,055 | 52.0% |
短大 | 54 | 48 | 13 | 27.1% |
高専 | 75 | 68 | 30 | 44.1% |
専門学校 | 808 | 727 | 114 | 15.7% |
高校 | 1,256 | 1,191 | 264 | 22.2% |
小・中学校 | 26 | 25 | 12 | 48.0% |
その他 | 99 | 88 | 33 | 37.5% |
応募者数 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 | |
大学院 | 2,613 | 2,241 | 1,557 | 69.5% |
大学 | 30,429 | 26,614 | 12,558 | 47.2% |
短大 | 528 | 452 | 113 | 25.0% |
高専 | 911 | 841 | 292 | 34.7% |
専門学校 | 6,910 | 6,191 | 1,476 | 23.8% |
高校 | 10,234 | 9,591 | 2,355 | 24.6% |
小・中学校 | 291 | 276 | 92 | 33.3% |
その他 | 904 | 782 | 316 | 40.4% |
※社会人の合格率が「IT系」の人よりも、「非IT系」の人の方が高い事には、ビックリです。
しかも、5%程度と差も大きいです。令和5年度は「IT系」と「日IT系」の合格率の差が多少縮まって来たようです。
ただ、一つ気になるのが、高校生の合格率の低さです。令和7年度の共通テストから「情報Ⅰ」の受験が必須になるにもかかわらず、合格率が25%に届いていません。
他の勉強で高校生は忙しいのかもしれませんが、台湾やアメリカのIT企業が世界を席巻している目下、頑張ってほしいと思います。
私の記憶では、nVIDIAは以前はASUSよりもマイナーな企業だったと思います。両社ともにパソコンオタクのみが知っている企業と言う感じでした。それが今ではnVIDIAは、世界の株価に影響を及ぼす規模になっています。
日本企業も下剋上を狙ってほしい今日この頃です。
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試験結果
試験結果は、試験終了時刻になるか「解答完了」ボタンを押すと採点され、その場で結果が分かります。
試験結果レポートには、得点が記載されているので、合否の検討がおおよそ付きます。
合格基準点以上の得点を上げていると、合格証書が届くまでとても気持ちよく過ごす事ができます。
試験結果レポートは、受験日から1年間ダウンロードする事ができます。
ビジネスパーソン的ITパスポート活用法
ITパスポート試験の3分の2は、IT管理やIT技術の知識を問うものですが、残りの3分の1で出題される「ストラテジ系(経営全般)」の問題は一般的なビジネスパーソンの方にも必須な知識を問うものが多く出題されます。
ITパスポート試験対策を行っていく中で、「企業活動」や「経営戦略」についての基礎知識を身に付けたり、知識の再確認をするのも良いと思います。
もちろん、試験に合格する為には、「マネジメント系(IT管理)や「テクノロジ系(IT技術)」に関する事項も学習して合格点を取る必要がありますが、これらの試験内容もビジネスとは切り離せないものも多く、新技術に関する知識を問う問題も出題されたりする為、ITに関する知識をブラッシュアップする機会づくりにもITパスポート試験を活用してみるのも良いと思います。
年収
参考までに「システムエンジニア(基幹システム)」の年収を掲載しておきます。
ここをクリックすると、jobtag(厚生労働省 職業情報提供サイト)の「システムエンジニア(基幹システム)」のページに移動します。
※jobtag利用規約第7条を根拠にリンクを設定しています。
就業者数 | 656,770人 |
労働時間 | 168時間 |
賃金(年収) | 660.4万円 |
平均年齢 | 40.5歳 |
求人賃金(月額) | 33.4万円 |
有効求人倍率 | 1.76 |
この表はjobtag利用規約第8条1項を根拠に数値を引用して作成しました。
※就業者数や賃金および平均年齢は、IT業界をひとくくりにして、公表しているようです。
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