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行政書士 試験対策

印鑑と筆記用具 おすすめ資格
英検換算努力度レベル難易度標準学習時間実際勉強時間おすすめ度
英検1級相当レベル 7.0難関800時間600時間☆☆☆☆☆
独立開業が可能な資格です。街の法律家として活躍してみてはどうですか。

はじめに

 私は何回か行政書士試験に落ちてしまいました。

 2点差で不合格の時が1回(この時は「一般知識等」はクリアしていました)、4点差で不合格になった事が2回ありました。

 4点差で不合格になったときは、2回とも「一般知識等」がダメでした。

 4回目の受験でようやく合格する事が出来ました。

 何回も不合格になった一番の原因は、独学で勉強しているとモチベーションが保てない事が大きな原因だと思います。

1回目の試験はなぜダメだったの?

 一言でいえば、勉強不足・・・それに尽きます。

 最初に行政書士試験に挑戦した時には、大きい本屋さんに行って行政書士試験対策の本を買いました。

 とりあえず、「法律編」と「一般知識」が別れている、シリーズ物の本を買いました。

 「法律編」と「一般知識等編」が合冊になっている本は、「一般知識」に割かれているページが少なかったからです。

 その2冊に加えて、同じシリーズの過去問を買いました。

 その後に、さらに40時記述対策の問題集・判例集・予想問題集・ポケット六法等々をいろいろ買いました。

 なんだかんだで、結局2万円くらいかかりました。

 一通り本は揃えたものの、忙しくて勉強する時間が全く取れず、時間だけが過ぎ、やっと勉強する気になったのが、10月1日でした。

 それから、土曜日と日曜日は概ね一日中勉強に費やし、平日は大体21時から24時まで勉強しました。

 テキストを読んでいても、憲法と民法と会社法(商法)は大体理解できたのですが、行政法が難しく感じました。特に、「行政事件訴訟法」と「行政不服審査法」が似たような表現がよく出てくるため、混乱してしまいした。

 最初のころの計画だと、テキストを一回読んでから、問題集に当たろうと思っていましたが、憲法を全部やり終えた時に、問題集を何となく解いてみたところ、憲法の内容が全く頭に入っておらず、歯が立ちませんでした。

 それで、民法は、テキストと問題集を並行してやる事にしました。

 すると、憲法の時よりも、勉強した内容が良く身についており、効率よく学習を進める事が出来た様な気がしました。

 そこで、問題集の巻末にあった、前年の過去問を、一通りテキストをやり終えてから解いてみたところ、憲法の様に一単元をやり終えてから、問題集に当たるのと、民法の様に随時問題集に当たるのとでは、民法の方が断然点数が良かったので、民法と同じように行政法と会社法も勉強しました。

 行政法と会社法も一通り勉強してから、今度は予想問題集を解いてみたところ、まあまあの点数が取れたので、やはり、テキストと問題集は並行してやった方が良いことが分かりました。

 しかし、ここで試験日になってしまいました。

 結果は健闘したとは思いますが、合格には届きませんでした。

 「法律科目」があと1問及びませんでした。まぐれ当たりも多くありました。

 「一般知識等」もまぐれで当たったものも多くあり、合格点を超えていました。

 と言うか、あと一問で合格だったので、とても悔しい思いをしました。

2回目に不合格になった原因は?

 2回目も大体1回目と同じ轍を踏みました。

 問題集を全くやりませんでした。

 テキストはいっぱい読みました。

 どんなテキストかと言うと、学者の先生が書いた厚い本を読みました。

 ハードカバーの厚いやつを読んでみると何となく面白くなってきました。

 テキストの読み込みに時間を割いて、問題集は全く解きませんでした。

 でも、勉強したと言う満足感はかなり得られたため、今年は合格できるだろうと思っていました。

 しかし、「法律科目」は前年同様まぐれで当たったものが多く、ギリギリ合格点をクリアしたのですが、今度は「一般知識等」がダメでした。

 はっきり言って、一般知識等は何が出題されるか分からないので、対策の打ちようがないとその時は思いました。

 そもそも、何を勉強したらよいか分からなくなり、いろいろな本に手を出してしまい、迷走してしまいました。

3回目に不合格になった原因は?

 「法律科目」はマグレ、「一般知識等」は手の施しようがないと思いましたが、とりあえず何かをしないと合格しないだろうと思い、通学講座を受講しました。

 私が通った通学講座の講師の先生は全員、元学者の人でした。

 さすが、学者の先生だけあって、授業の内容は楽しかったのですが、はっきり言って、行政書士試験の対策ではありませんでした。

 大学の講義そのものでした。

 ちょっと授業が進んでくると、学者の先生が書いた本を、「これを読め、あれを読め。」と進めてきました。

 私は勧められた本を全て読みました。読みごたえは、ありますが、力は相当ついた気がします。

 授業も学者特有の面白さがあったと言えばありましたが、だんだんと授業を受けに来る人が減ってきました。

 さらに授業が進むと、絶対に行政書士試験には出題されないレベルの質問を授業中にされたり、それに答えられるようになったりしたので、有意義と言えば有意義な授業でした。

 しかし、また、同じ轍を踏んでしまいました。問題集を全く解きませんでした。

 なので、不合格になってしまいました。

 でも、今回は前回までとは違って、実力で「法律科目」の合格点を取れました。

 「一般知識等」がどうしても苦手でした。

 ちなみに、このスクールは、閉業してしまいました。

4回目の試験で合格できたポイントは何?

通学講座でダメだったので、最後の手段として、通信講座を受けてみました。

 通学講座は、通うのが意外と面倒くさいと思う事があったので、もう通信講座でいいやくらいの気持ちで受けました。

 通信講座は普通に勉強していただけでした。

 テキストを読んで、課題を提出する。

 ただそれだけでした。

 私が受講した通信講座は、6カ月間受講するもので、毎月一回程度の課題が用意されていてそれを提出すると言った感じでした。

 もうかなり勉強してきたので、テキストを読んで、問題集をやってれば、課題は楽勝だと思っていました。

 しかし、添削された結果を見ると、思ったほど点数が良くありませんでした。

 なぜ点数が伸びないのかは、去年の段階からわかっていました。

 それは、勉強をやったりやらなかったりと、勉強をしない時は何日も続けてしないとか、計画性が無かったためだと思いました。

 なので、通信講座を受講した理由の一つが、ペースメーカーとして役立てる事でした。

 私が受講した通信講座の良いところは、何度でも質問ができ事でした。

 受講開始の時に2週間に1回質問をすると決めていました。

 勉強をしていないと、質問すらできないので、質問する題材を見つけるために、毎日少しずつ勉強を重ねました。

 最初の添削結果こそ良くありませんでしたが、その後は良くなりました。

 通信講座を受講している間は、学者の先生の書いた本は一切読みませんでした。

 自分で用意したものは、去年使った判例集と最新のポケット六法と予想模試を何冊か買っただけです。

 それと、通信講座の受講前に、法学検定用の問題集と高校生用の政治経済の本を買って勉強しました。

 毎月の提出課題と2週間に1回の質問をペースメーカーにして勉強して、何とか行政書士試験に合格できました。

 合格できたポイントは、モチベーションの維持とテキストと問題集をあれもこれもと手を出さずに、一貫して同じものでやり続けたことだと思います。

 独学で勉強していた時は、何故か人が持っている本が気になってしまったりして、読まないのに買った本もありました。

行政書士試験の具体的な試験対策は?

「基礎法学」は法学検定の問題集を使おう!

 基礎法学の勉強は悩ましいものだと思います。何が出題されるかわかりません。過去問の焼き直しもないと思うので、難しいです。

 そこで私が使ったのが、法学検定の問題集です。

 法学検定の問題集は、ベーシック・スタンダード・アドバンストの3種類を購入して勉強しました。

 全部そろえると1万円位かかってしまうので、スタンダードをとりあえず、やってみると良いと思います。

 他の科目の勉強にも使えるので買っても損はないと思います。解説もとても詳しいです。

「憲法」の対策は条文暗記と判例で決まり!

 憲法については、絶対に条文を暗記する必要があります。ただし、前文は飛ばしても良いと思います。

 行政書士試験では条文の知識が直接問われる事がよくあるので、完全丸暗記位に覚えた方が良いと思います。

 それと、判例も覚える必要があります。誰でも知っている重要判例から最新の判例まで判例集を使って覚えました。

 通学講座に通っていた時には、「芦部憲法」を読めと言われたので、読んでいましたが、試験対策としては、とても効率が悪くなると思うので、やめた方が良いと思います。

 合格したら、話の種に読んでも良いかもしれません。

 個人的には、有斐閣アルマシリーズがお勧めです。頻繁に改定されたものが出版されるので、情報が新しいと思います。

「行政法」は過去問をたくさん解こう!

 行政法も憲法と同様にテキストを読んで問題集を解くと言う感じで勉強を進めると良いです。

 判例集も読む必要があると思います。

 それと、初めて行政法を勉強する方は、「行政事件訴訟法」と「行政不服審査法」なんかは、似た様な表現が出てきたりするので、注意して条文をチェックする必要があります。

 地方自治法は厄介だと思いますが、深入りせずテキストと問題集を覚えるような感じで良いと思います。

 行政法も通学講座に通っているときには、学者の先生が書いた本を何冊か薦められました。地方自治法も同じように学者系の本を読んでいたため、とても合格に遠回りの対策をしていました。

 私が最初に読んだのは、憲法と同様に有斐閣アルマシリーズの行政法の本でした。

 行政書士試験突破のためには、行政法を攻略する事が最も重要な要素なので、過去問を兎に角解いて問題を一つ一つ潰していき、余裕があったら法学検定上級〈アドバンスト〉の問題も解いてみると良いです。

「民法」は条文の構造を頭に入れよう!

 最短で合格を目指すなら、ギリギリの点数かもしれないですが、テキストと問題集をやるだけで良いと思います。判例集に民法も載っていると思いますが、やらなくても、テキストに載っているものだけを覚えればよいと思います。 

 行政書士の問題だからって簡単な問題ばかりではないと思います。

 私は、法学検定の問題集も使っていろいろな問題を解いたりしました。

 民法は条文の構造上とても理解しにくい法律だと思います。字面だけ読んで行くだけでは、例え条文を覚えられたとしても、難しい問題には対応できないので、私が思うに民法の勉強の要は、条文構造の理解だと思います。条文の構造が分かって来ると、各々の条文の繋がりや関係も理解できてきます。

「商法・会社法」は深入り禁物!

 民法と同様で、テキストと問題集をやれば良いと思います。

 行政書士試験では、会社法の判例はテキストに出ているものだけで十分だと思います。

 できれば、法学検定の問題集などで多くの問題に取り組むと良いです。

基礎知識(従来の一般知識等)の対策は?

 私が最も苦手な科目です。

 なので、早めに手を打っておきました。

 通信講座を受講する前に、高校生の政治経済の本を買って勉強しました。

 それと、公務員試験用の文章理解の過去問を買って読解問題の勉強をしました。

 行政書士試験の読解問題と公務員試験用の文章理解問題はレベルや出題形式が似ているのでものすごく効果的でした。

 しっかりと対策をすれば、文章読解問題は必ず解けるようになるので、絶対の落とさない様にするべきだと思います。

 法律科目と一般知識等を通して確実に対策が取れるのは、文章理解問題だけだと思います。

 なので、他のどの問題よりも対策がしやすいと思います。

40字記述問題対策はどうすればいいの?

 40字記述問題は難しいと思います。私も苦労しました。できる問題は模範解答と同じような解答を書けるのに、全く分からない問題は、さっぱり何も思いつかなくなってしまいます。

 私がやった対策は、40字記述問題用の問題集を1冊やりました。

 解くと言うよりは、暗記するような感じの勉強法でした。

 そして、40字記述問題を満点取ると言う考え方ではなく、部分点で半分ずつ位取れればいいやと言う様な考え方で勉強していました。

 しかし、半分は絶対に取らないと合格は遠のいてしまうので、問題集を1冊は必ず押さえておかないと、運頼みになってしまうと思います。

 五肢選択式の問題を解く際に、40字記述式問題を意識しながら解くと効果的です。

 恐らく40字記述式問題に採用されている問題は五肢択一式問題にも登場した事がある問題だと思います。全く同一の問題ではないと思いますが、似た内容について、選択させるか又は記述させるかの違いだと思います。

 したがって、40字記述式問題にも出題されそうな、五肢択一式の問題とその解答をそのまま覚えておくと言う勉強方法もとても有効だと思います。

 どのような問題がこのやり方に使えるかと言うと、問題の内容と答えがシンプルな問題です。40字記述式問題には難解な問題はあまり出題されないと思われるので、問題と答えが条文や判例で分かりやすいものを中心に勉強すると効率よく学習する事ができると思います。

 逆に、40字記述式対策問題集等に複雑難解な問題が収録されていたら、飛ばして他の問題に移った方が賢明だと思います。こう言う類の問題は費やした時間の割には得る物は少ないです。

行政書士試験の判例の攻略法

 行政書士試験では、特に「憲法」と「行政法」においては、判例をいかに多く知っているかと言う事も、合格には欠かせない要素だと思います。

 しかし、判例の言葉遣いは何となくしっくり来なかったり、ダラダラと長かったりととても覚えにくいと思います。

 私の判例を覚える際の勉強方法は、行政書士試験用の判例集を最初はサラッと読んで、大まかな内容を掴んだら、判例六法で基本書(教科書)に条文が出てくるたびに、知っている判例をチェックするやり方で何度も何度も目を通して覚える様にしています。

 そうすると、だんだんと言葉遣いや言い回しにも慣れてきて、記憶に残ると思います。

 青いカバーの「憲法判例」等の大学などで読むように勧められる本は、行政書士試験の受験対策としては避けた方が良いと思います。

 そこまでの知識は試験対策としては不要だと思います。勉強効率の点からも手を出さない方が良いです。

 私が行政書士試験に不合格になった年は、青いカバーの「憲法判例」の一字一句を取りこぼさない様に読んでいました。

まとめ

 最短で行政書士試験に合格するには、計画を立てて毎日しっかりと法律に触れるようにした方が良いと思います。

 トータルで同じ時間を掛けても、やったりやらなかったりでは、私の場合全く身に付きませんでした。

 なので、通信講座などを利用して、モチベーションを維持できるようにして、勉強するのも良いと思います。

 独学だと、モチベーションを維持できず、計画的に勉強する事が難しいです。

 それに加え、他人のテキストが気になり、あれもこれもといろいろ本を買ってしまい、結局高くつきます。

最後までご覧いただきありがとうございました。

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