英検換算努力度 | レベル | 難易度 | 標準学習時間 | 実際勉強時間 | おすすめ度 |
英検3級相当 | レベル 3.5 | 簡単 | 100時間 | 50時間 | ☆☆☆☆ |
3級ファイナンシャル・プラニング技能検定の本質
3級ファイナンシャル・プラニング技能検定試験と聞いて、どんな印象を持ちますか?
おそらく、簡単に取れそうと思う方が多いと思います。
確かに、合格するだけなら簡単に合格する事ができると思います。
私も、簡単に取れると思って、ちょっとバカにしていました。
しかし、テキストを開くとイメージが変わりました。意外と難しそう・・・。
「なぜ、合格率がこの内容で高いんだ?」と最初は思いました。
そのくらい、テキストの中身は濃い内容でした。
3級FPの合格率が高いのは、試験の範囲や出題分野が簡単なものと言うよりは、試験問題が合格しやすい様に作られているからだと思います。
なので、試験に簡単に合格できるからと言っても、役に立たないようなものではありません。
FP3級の学科試験対策は何をした?
前述の通り、3級FPと言えども、試験範囲に含まれる内容は、身に着ければ一生役に立つものばかりです。
そして、まともに勉強したら難しいです。
私が、3級FP対策としてやったことは、一度テキストを通読して、その後、問題集を解きました。
今考えると、テキストと同時進行で問題集の該当箇所を解いた方が勉強効率が良かったと思います。
具体的な試験対策としてどんな事をしたかと言うと、学科試験では「期間」や「金額」等の、「数字」をしっかり覚えました。
これが意外と大変でした。
「数字」の引っ掛け問題は良く出題されるので、ほかの数字と混同しない異様に注意しておかないと、試験会場で答えられなくなってしまいます。
ただ、覚えるべき「数字」が多すぎるので、なかなか覚えきれないようにも感じます。
そういう場合には、単語カードを利用して、何度も同じ問題を繰り返して、私はいつも覚えています。
それでも、FP3級の学科試験に関しては、難しく考える必要はないと思います。
全60問の問題を○×問題を五肢択一式にして6問、三肢択一式も五肢択一式に変更して18問の合計24問に作り替えたら、同じ内容の問題でも合格率はガクッと下がると思います。
しかし、実際の試験では全60問のうち30問が○×問題で残りの30問が三肢択一式で、分からない問題でも勘やまぐれで正解となる確率が高いため、テスト自体は簡単に解答する事ができます。
なので、テキストを読みつつ問題集に随時着手していき、テキストと問題集をとりあえず1回やり終えたら、今度は問題集中心に勉強して、テキストは辞書的に使用するような感じで勉強すると良いと思います。
私もテキストは1回読んだら2回目以降は、辞書的に使って問題集をメインに勉強する事も多いです。
3級FPの実技試験対策は何をした?
はっきり言って、3級FPの実技試験は、名前こそ「実技試験」となっていますが、学科試験とやっていることは、あまり変わりません。
三肢択一式問題で計算が所々に入ってくる程度で、他は学科試験とほとんど同じです。
難しい計算は全くないので、ただ単に公式に当てはめていれば、答えが簡単に出せます。
逆に言うと、公式を覚えておかないと歯が立たないとも言えますが・・・。
なので、簡単な計算問題とは言っても、問題集を全くやらなかったり、公式を覚えなかったりと言う事になってしまうと、不合格になってしまうので、しっかりと、問題集は解いておくべきです。
私は、試験前に集中的に計算問題を勉強しました。
早くからやっておけばよかったのですが、怠けてしまいました。
試験日前の土曜日は、15時間くらい勉強していました。簡単だと言っても気を抜いていると不合格になってしまうので、最後まで頑張りました。
・・・と言うより、最後だけ頑張りました。
この日は、問題集を最初から最後まで全て解きなおしました。そして、まだ時間が余ったので、「数字」の再確認や「公式」の見直しも怠らずにやりました。
FP3級の問題集は、収録されている問題数がそれほど多くないので、やりきることができました。
ちなみに、この時はまだ知る由もなかったのですが、この試験のしばらく後に受験した2級FPの実技試験では、忙しくて全く実技試験の対策をしなかったため、不合格になってしまいました。
この時は、計算問題に歯が立ちませんでした。正直に言うと、何とかなると思っていましたが、ダメでした。
3級FPでも、気を抜かずに勉強すべきだと思います。
3級FP技能士の知識は他の試験にも応用可能!!
3級ファイナンシャル・プラニング技能士の資格を取ったら、ぜひ次に挑戦してほしいのが、「ビジネス会計検定3級」です。
3級FPの「金融資産運用」の知識がそのまま活かせます。
多少、「ビジネス会計検定3級」用のテキストで知識を増やす必要がありますが、全くの初学者ではないので、比較的勉強が進みやすいと思います。
これから、投資を始めようと言う様な方の中には、この「ビジネス会計検定3級」も気になっている方も多いかと思いますが、3級FPを先に取得し、「ビジネス会計検定3級」の知識を加えれば、投資への知識も格段に増すと思います。
ぜひ「ビジネス会計検定3級」にも挑戦してみてください。
3級FP試験対策のまとめ
学科試験と実技試験の両方とも、「期間」や「金額」等の「数字」が問われるので、「数字」の問題に強くなることが、FP3級合格のキーポイントです。
実技試験は計算問題が合格のカギです。
したがって、「公式」を覚えないと歯が立たないので、「公式」を暗記する事が重要です。
単語カードなどを上手に使って、「数字系の問題」や「計算問題」に対応する事ができるようにすると良いと思います。
3級FP技能検定試験の回避法
3級FP試験は実は回避できるルートがあります。
それは、通信講座か通学講座で「AFP認定研修を修了」してから、3級FPの試験を受験せずにFP2級の試験を受験する方法です。
AFPの資格を取得しようと考えている方には、この方法はとてもおすすめです。
なぜかと言うと、お金の節約になります。
次の表を見てください。
テキスト・受験料 | 金額 |
3級FPテキスト | 1,700円 |
3級FP問題集 | 1,700円 |
3級FP(学科試験)受験料 | 4,000円 |
3級FP(実技試験)受験料 | 4,000円 |
2級FPテキスト | 2,000円 |
2級FP問題集 | 2,000円 |
AFP認定研修(3級FP&2級FPを独学で合格した場合に受講) | 12,000円~25,000円 |
合計金額 | 27,400円~40,400円 |
上の表を見ていただくとわかる通り、独学でAFPを取得した場合、有名な企業が実施しているAFP認定研修で最も安いものは12,000円程度で受講できるので、最も安く見積もっても、27,000円位かかることになります。
しかし、独学の場合には、疑問に感じたことも質問をする事ができず、添削指導やWeb講義もないためなかなか勉強を効率よく進める事ができない時もあります。
さらに、AFPを目指している方には3級FP技能検定試験を受講する手間まで省ける為、3級FP技能検定試験の試験日まで受験勉強してその後また2級FP技能検定試験の試験日まで勉強すると言う事もなく3級の試験対策のための時間を有意義に過ごすことができます。
忙しい方には、このルートが最も良い気がします。
大体60,000円~70,000円でAFPを取得できる講座が受講できると思うので、コスパを考えると、そこまで受講料は高くないと思います。
独学にするか、通信・通学講座にするか迷われる方も多くいると思いますが、安く済ませたい方には当然独学がお勧めです。
しかし、合格に一歩でも近づきたいと言う方には講座を受講する事をお勧めします。
講座を受講すると、「お金を払ったから勉強しなければ」と言う感じで、モチベーションを保つことにもつながってきます。
すると、計画通りに勉強をするようになり、学習が進むと思います。
一人だとダラダラしてしまうと言う場合でも、講座を受講すると計画通りに勉強できるかもしれません。
教育訓練給付金が受け取れるかどうか確かめてみよう!
教育訓練給付金が受け取れる「ファイナンシャルプランナー」の講座も多いので、金額面が金ある方には、確かめてみる価値があると思います。
最後に
最後にとても重要な事があります。
それは、計算機を忘れずに持っていくことです。
以前、私は、簿記2級を受験した際に、午前中に試験勉強をしていて午後試験だったので、慌てて試験に行って、計算機を忘れてしまった事がありました。
その時にどうしたかと言うと、試験会場の席についてみると鞄の中に計算機が入っていない事に気づきました。近くの商工会議所の建物が試験会場だったので、両親に会場まで送って行ってもらっていたので、まだ駐車場にいた為、どこかで計算機を買ってきてと頼んだら、コンビニで買ってきてくれました。
しかし、そのかいむなしく、不合格になってしまいました。
ボタンがとても小さく、普段使っているカシオの計算機ではなかったため、いつも通りの手順でボタンを押すと違う数字が出てきてしまい、時間がかかって、問題を最後まで解くことができずに試験が終了してしまいました。
なので絶対に計算機は忘れない様に注意してください。
最後までご覧いただきありがとうございました。
FP目指すなら「アガルート」がおすすめ!!
アガルートのFP3級合格率は100%らしいです。
ホントかよって思いますがWEBサイトに表示されています。