英検換算努力度 | レベル | 難易度 | 標準学習時間 | 実際勉強時間 | おすすめ度 |
英検準2級相当 | レベル 4.6 | 普通 | 300時間 | 学科試験:70時間 実技試験:30時間 | ☆☆☆☆☆ |
合計で100時間です。
「資産設計提案業務」を受験した感想は?
先に、「資産設計提案業務」の実技試験を受験した際の感想を述べたいと思います。
2級 FPの試験科目の中では1番難易度が高いと思います。
問題のレベル自体は、「個人資産相談業務」をはじめとする金融財政事情研究会が主催する科目と同じだと思いますが、試験問題の量が、金融財政事情研究会が主催する試験はどれも小問数の合計が15問なのに対し、「資産設計提案業務」は小問数が40問となっており、問題数が多いため全部の問題に解答し終えるのにより時間がかかりました。
金融財政事情研究会が主催する試験科目はどれも試験時間に余裕がありましたが、「資産設計提案業務」の時はギリギリでした。
問題数の多さも難しく感じた要因の一つだと思いますが、「個人資産相談業務」は「リスク管理」の分野からは出題さえた事が過去にない、つまり、出題されない分野があると言う様な感じで、金融財政事情研究会が主催する試験には出題されない分野が存在する一方、「資産設計提案業務」では全ての分野からまんべんなく出題されるので、そう言った出題範囲が広くなっている事も難しく感じた要因の一つだと思います。
資産設計提案業務の実技試験対策は何をした?
試験問題の約3分の1は計算問題なので計算問題に強くなる必要があります。
実技試験問題に知識だけで対応できると考えていては、合格点を取る事は難しいと思います。
この事は、私が身をもって体験しています。「個人資産相談業務」を1回目に受験した時は、実技試験対策をあまりしていないのに、学科試験の知識でどうにかなると少し思っていました。
でも、全く歯が立ちませんでした。実技試験対策として、計算問題に強くなる必要があります。
計算問題に強くなるには、計算問題の解き方が分かるようになる事と、計算スピードが速くなる事の2つの要素がキーポイントとなります。
計算問題の解き方を理解するには、まず公式をしっかりと覚える事から始める必要があります。
私が公式を覚える為に行った方法は、A4サイズのコピー用紙を半分に切ってA5サイズにして、そこに公式を全て書き込んでいき、何度も何度も見返すようにしていました。
すると、だんだんと覚えてきました。毎日1回は必ず目に触れるようにすると早く覚えられる気がします。
次に、計算スピードを速くする方法ですが、時間を計って問題を解かないと、なかなか自分の計算スピードが速いのか遅いのか判断をする事ができないと思います。
1回問題を解いた程度では計算スピードは速くならないので、何回か解く必要があると思います。
ここで重要事は、100発100中で解ける問題は1回解けば、その後は解かずに省く事が重要です。
絶対に解ける問題に時間を使うのはあまりお勧めできません。時間に余裕があれば良いのですが、勉強時間がなかなか取れない方は、苦手な問題に集中する方が良いと思います。
問題を順番通りに解かず飛ばしたりすると、気分的に不安に感じたりするかもしれませんが、満点を取るのではなく合格点を取ればよいので、苦手な問題を得意にする事の方が、得意な問題をさらに得意にするよりも、合格点に近づくと思います。
問題文も合否を分ける
「資産設計提案業務」では終盤に登場する、「複合問題」にも注意が必要です。
問題冊子には「複合問題」等とは記述されていませんが、第10問などは複合問題だと言えると思います。
この複合問題で注意すべき点は、問題文の長さです。
問題文をしっかり読まないと勘違いしてしまったりするので、気を付けて読む必要がありますが、問題文自体が長かったり資料やグラフそして図などを適切に理解する必要があるので、問題を解く前の段階で時間がかかってしまいます。
私も実際の試験の時に、この事が盲点でした。
なので問題を理解するための時間も短縮できるようにする必要もあると思います。
問題文の長さなどは実際の試験によって多少差があると思うので、問題文が長かったり、資料が複雑だったりしても対応できるように、計算スピードを速くして時間を稼げるようにするとよおいと思います。
2級 FP の難易度比較
2級 FP の科目を合格して、私が感じた難易度の順番を述べたいと思います。
あくまでも、2級 FP 相互の比較です。
2級FP相互の難易度 | 試験科目 |
難 | 資産設計提案業務 |
普通(上) | 中小事業主資産相談業務 |
普通(下) | 個人資産相談業務 |
易(上) | 生保顧客資産相談業務 |
易(下) | 損保顧客資産相談業務 |
最後に
「資産設計提案業務」を合格した後は、AFPやその上のCFPを目指している方も多いと思いますが、「個人資産相談業務」も取得すると良いと思います。
「個人資産相談業務」は「資産設計提案業務」の試験範囲を狭くした様な感じなので、「資産設計提案業務」に合格すれば、「個人資産相談業務」にも合格できると思います。
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AFPに登録するときに受講する事が必要な「AFP認定研修」もセットで勉強できるからです。
6カ月くらいの計画で勉強すると短期集中よりも知識が定着して、実務にも活かしやすくなると言う、利点もあります。
モチベーションを維持する事が苦手な方にも、通信教育がお勧めです。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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