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2級 FP 学科試験対策(全科目共通)

電卓のキーを押す指 国家資格
英検換算努力度レベル難易度標準学習時間実際勉強時間おすすめ度
英検準2級相当レベル 4.5普通300時間130時間☆☆☆☆☆
実際勉強時間は、学科試験と実技試験の合計です。学科試験対策:70時間、実技試験対策:1回目受験時20時間、2回目受験時40時間

合格した科目の順番は?

 私は、金融財政事情研究会の主催する2級FPと日本FP協会が主催する2級FPの全てに合格しました。

 金融財政事情研究会が主催する2級FPは「個人資産相談業務」「中小事業主資産相談業務」「生保顧客資産相談業務」「損保顧客資産相談業務」の4科目あります。

 一方、日本FP協会が主催する2級FPは「資産設計提案業務」の1科目のみです。

 私が合格した順番は、「個人資産相談業務」→「中小事業主資産相談業務」→「資産設計提案業務」→「生保顧客資産相談業務」→「損保顧客資産相談業務」の順に取得しました。

 なぜこの順番かと言うと、「個人資産相談業務」と「資産設計提案業務」と「生保顧客資産相談業務」の3つは、1年に3回実施されますが、「中小事業主資産相談業務」は1年に2回、「損保顧客資産相談業務」は1年に1回しか実施されません。

 なので、自分に都合が良い順番がこの順番でした。

 それと、「生保顧客資産相談業務」と「損保顧客資産相談業務」は試験内容が似ていて、しかも、私が購入した問題集は「生保顧客資産相談業務」と「損保顧客資産相談業務」は合冊になっており、勉強が効率よくできた為です。

 全科目のコンプリートを目指すばあには、受験する順番も良く考えて、試験対策をすると良いと思います。

なぜ全科目をコンプリートしようと思ったの?

 初めて私が2級FP(個人資産相談業務)を受験した時は、学科試験と実技試験の両方を受験しました。

 しかし、勉強不足で学科試験は合格したものの、実技試験には落ちてしまいました。

 けれども、このことが「禍を転じて福と為す」となりました。

 当初は、「個人資産相談業務」だけ合格すれば良いと思っていたのですが、全科目をコンプリートするきっかけになりました。

 2回目の受験時は、実技試験のみだったのですが、試験対策がものすごく楽でした、なので、これなら全科目合格が狙えると思い、コンプリートを目指しました。

学科試験は何をしたの?

 2級FPの学科試験は、60問出題されますが、全て四肢択一式ですので、3級FPの学科試験と違い運やまぐれでは合格できないと思います。

 基本的には3級FPの学科試験対策と同じで、テキストを1回読んでから、問題集に取り組み、その後はテキストを辞書的に使いました。

 したがって、試験対策の肝はいかに問題集を解けるかと言う事です。

 テキストを読んでいるだけでは問題を解く力が付かないので、問題集は絶対に解く必要があります。

 問題集は、テキストと同時にやっても良いと思います。

 テキストを全部読んでからだと、忘れてしますことが良くあるので、分厚いテキストの場合には、テキストと問題集は同時進行の方が良いと思います。

 私は薄めのテキストで勉強して、問題集で詳しい内容を覚えていく様な勉強法を取りました。

 問題集の使い方は、1回目は通して問題を解いていき、その時に難しかった問題に「難」印を付けて、簡単だった問題には「易」印をつけておいて、2回目以降は「難」印が付いた問題のみを解き、その都度また印を付けて、解く問題の数を徐々に減らしていきました。

 こうやって行っても、何度も間違ってしまう問題が出てくるので、試験前の土曜日に重点的に復習しました。

 常識で考えれば解ける問題も多いと思いますので、そういう問題に時間を割く必要はないです。

 こんな感じで勉強して行き何とか学科試験は一発で合格できました。

 しかし、残念ながら実技試験には合格できませんでした。

なぜ実技試験に合格できなかった?

 はっきり言って、計算問題を甘く見ていました。

 知識のみで何とかなると思っていました。

 ちょっと暗記すれば、何とかなると思ってテキストに載っている公式を覚えて、問題集には取り組みませんでした。

 2級FPの実技試験はマークシート方式ではなく、記述式で行われ、問題の一部の計算問題は実際に計算して計算過程や計算結果を解答用紙に記述するので、運やまぐれでは絶対に合格できません。

 なので落ちました・・・。

 きちんと覚えたはずの公式が思い出せなかったり、数字の当てはめ方が分からなくなってしまいました。

 したがって、実技試験の突破のキーポイントは、計算問題を得意にすることです。

 実際に私が、2級FPの5科目をコンプリートする気になったのも、計算問題が得意になったからです。

 計算問題は、どの科目にも共通して出題されるものが多く応用が利きます。

 よって、一度、計算問題が得意になればその後はどの科目にも同じ要領で計算するだけなので、簡単に対応できるようになりました。

 はっきり言って、一番最初に2級FPを受験した時に、実技試験のみ不合格になって、良かったと今では思っています。

 あの時、学科試験と実技試験の両方とも合格していたら、「個人資産相談業務」のみを取得しただけで終わってしまって、他の科目は受験しようと思わなかったと思います。

 時間があまり取れない方でも、一度、学科試験と実技試験の両方とも合格してしまえば、後は、実技試験のみで、他の科目も取得できるのでチャレンジしてみてはどうでしょうか。

 「個人資産相談業務」と「資産設計提案業務」のどちらかを初めに取得しておくと、「中小事業主資産相談業務」と「生保顧客資産相談業務」と「損保顧客資産相談業務」の3つは出題範囲を狭くした感じの出題の仕方なので、簡単に合格できると思います。

 オーバーな言い方ですが、過去問の焼き直しを解いているような感覚で、試験に臨めました。

 ぜひ、全科目をコンプリートに挑戦してみてください。

全科目をコンプリートしたいけど、どの順番がいいの?

 私は上述の様に、「個人資産相談業務」を一番先に受験しましたが、「個人資産相談業務」は実技試験では「リスク管理」の分野は過去に出題されたことがないようなので、試験対策が楽です。

 一方、「資産設計提案業務」は、全ての分野から出題されるので試験対策にもそれなりに時間がかかります。

 実際に私が受験した感想を言わせていただくと、「資産設計提案業務」が一番難しかったです。

 試験時間終了近くまで問題を解くのにかかりました。

 全科目をコンプリートしたい方は、計画的に勉強すると簡単に合格できます。

 ですが、1年に3回しか受験の機会がないので、約2年かけて取得する事になります。

 なので、時間の節約のために、3級を受験せずに済む、AFPを取得する事ができる、通信講座などを受講して、効率よく勉強すると良いと思います。

2級FPの勉強の中で覚えておいた方が良い事ある?

 「ライフプラニングと資金計画」や「リスク管理」の分野に出てくる、「団体信用生命保険」は重要だと思います。

 これは、2級FPの対策としてはサラッと流してしまう所だと思いますが、「宅地建物取引士(宅建士)」を目指している方などにはとても重要です。

 私が以前「宅地建物取引士」の登録に必要な「登録実務講習」を受講した際に、住宅ローンの話の中で、何の説明もなく「団信」と言う言葉を講師の先生が使っていました。

 私は2級FPの試験勉強の中で「団体信用生命保険」と言う言葉を知っていたため、「団信」と略されても何の事か理解できましたが、他の受講者の中には「団信」が略語だと言う事も分かっていないようでした。

 「団体信用生命保険」は「団信」と略語でも覚えておいた方が良いと思います。まぁ~、これと言って難しい話ではないと思いますが、読み飛ばさないようにしてください。

 それともう一つ、覚えておくと良さそうな事は「J-REIT」です。

 AFPに登録すると毎月「FPジャーナル」って言う冊子が届くのですが、偶数月に「FP紙上講座&継続教育テスト」って言う項目があって、私はこの試験を受けて単位を取得しAFPの資格を更新しているのですが、その中でよく「J-REIT」ネタが登場してくる気がします。

 よく登場すると言っても、毎回ではありませんが「FP紙上講座&継続教育テスト」を作っている偉い人は重要視しているのだと思いますので、皆さんも「J-REIT」ネタを覚えておいた方が良いのではないかなと思います。

 それと「FP紙上講座&教育テスト」関連で「NISA」と「iDeCo」も良く取り上げられるネタなので、FPを本気で目指す方は、勉強しておくと知識を活かせると思います。

 もちろん、「NISA」と「iDeCo」は自分自身の資産運用にも直結しますので、勉強しておいて損する事はないと思います。

 さらに言えば、「タックスプラニング」の分野の決算書の見方と分析や「金融資産運用」の分野の株式投資の尺度は「ビジネス会計検定3級」等を目指す予定の人は絶対に覚えておいた方が良いと思います。

 まぁ~、この範囲は2級FPの学科試験や実技試験の計算問題でも出題されるので、否応なしに暗記すべきところです。得意分野にしておくと活躍の場が広がると思います。また、投資判断にも必須の知識です。

まとめ

 学科試験対策と実技試験対策の両方で問題集をいかに使いこなせるかが、合格のカギを握っています。

 テキストの内容がしっかりと理解できていなくても、早い段階で問題集に取り組むべきだと思います。

 特に、実技試験では問題に慣れていないと、実際の試験では全く歯が立たないので、知識の詰め込みに終始する事なく、問題を解く力も付けていく事が必要です。

最後に

 2級FPやAFPじゃあまり活躍でいないのではないかと、思われる方も多いと思いますが、「FPジャーナル」に登場している方の中には、AFP資格の人も良く登場してきます。

 人が思っているよりは、活躍の場は多いようです。

 FPを仕事にしようと考えている方は、計画的に時間をかけて勉強する事をおすすめします。

 なぜかと言うと、短期集中では知識が身に付かず、合格できても、すぐに忘れてしまいます。

最後までご覧いただきありがとうございました。

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