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2級 知的財産管理技能検定 試験対策

歯車と協力 国家資格
英検換算努力度レベル難易度標準学習時間実際勉強時間おすすめ度
英検2級相当レベル 5.0普通70時間60時間☆☆
企業にとって、知的財産は生命線です。2級知的財産管理技能検定の知識が企業活動の円滑化につながります。

知的財産管理技能検定が難しい理由

 3級知的財産管理技能検定の受験対策でも述べたのですが、合格基準点が高いです。

 なんと、2級では「満点の80%」と言う、かなり高めの合格基準点です。

 3級の「満点の70%」でも十分に合格基準点が高いのに、さらにその上を行きます。

 合格基準点が「満点の80%」なんて言う試験は、他に聞いたことがな位に高いと最初は思いましたが、よく考えてみると、もっと合格基準点の高い国家資格がある事を思い出しました。

 これを読んでいる方もすでに取得している人が多いと思います。

 ・・・。そうです。「自動車運転免許」です。驚異の90%の正答率を要する恐ろしい資格です。

 あまりふざけていると、合格基準点が「満点の80%」と言っても、簡単そうに感じてしまうかもしれませんが、ものすごく高い得点率を要求される事には違いありません。

 また、2級の試験でも3級と同様に、各法律が順番通りに出題されるのではなく、ランダム出題形式である事も、知的財産管理技能検定の難しい点であると言えます。

 このランダム出題形式で試験問題が構成されていると言う事を頭に入れておかないと、試験中に、面食らってしまい、解答スピードが落ちてしまいます。

 実際に私は、2級の試験でも3級の時と同様に、本番の試験中に面食らってしまい、次の問題への頭の切り替えがスッキリせず、何となく嫌な気分の中試験問題を解いていました。

 しかし、合否に直結するようなものではないので、変な出題形式だと言う事が頭に入っていれば十分だと思います。

知的財産管理技能検定と法学検定

 私は、2級 知的財産管理技能検定と法学検定(アドバンスト〈上級〉)を同日に受験しました。

 もちろん、主催者が異なるので、試験会場が違うため、午前中に法学検定を受験し、試験終了後すぐに移動して知的財産管理技能検定を受験しました。

 知的財産管理技能検定が始まる前におにぎりを食べて気持ちを切り替えて試験に臨みました。

 どちらも首尾よく合格する事が出来ました。

 「法学検定(アドバンスト〈上級〉)」と「2級 知的財産管理技能検定」は、相性が良い資格だと思います。

 試験レベルは、法学検定(アドバンスト〈上級〉)の「知的財産法」と「2級 知的財産管理技能検定」では同等だと思います。

 「法学検定(アドバンスト〈上級〉)」の「知的財産法」の試験対策をしていても、「2級 知的財産管理技能検定」に合格するかどうかは不明ですが、「2級 知的財産管理技能検定」の勉強をしていれば、確実に「法学検定(アドバンスト〈上級〉)」の選択科目である「知的財産法」に合格するだけの実力は付くと思います。

 法学部などで勉強していて、「知的財産法」の勉強もしている方には、ダブル受験がおすすめです。

 本当に効率よく勉強する事ができます。まぁ~、試験日が重なるかどうかは、時の運になってしまいますが・・・。試験日が近いとは思いますので、効率的な試験対策と言う意味ではおすすめの受験方法です。

 また、社会人の方にも知的財産管理技能検定の勉強で習得した知識を活かせる資格があります。

 それは、ビジネス実務法務検定です。特にビジ法1級では知的財産分野は頻出ですので必ず知識が活かせると思います。

使用したテキストは何?

 3級知的財産管理技能検定の受験時は、ギリギリの試験対策時間しか取れなかったので、2級はちょっと余裕を見て試験対策を始めました。

 なので、テキストも「知的財産管理技能検定2級 完全マスター」と言う3分冊の物を選びました。

 なぜ、この本を選んだかと言うと、一番情報量が多かったからです。

 と言うのも、上述の様に、「法学検定(アドバンスト〈上級〉)」も同日に受験しようと、決めていたため、広く勉強したかったからです。

 同時に使用した問題集は、「知的財産管理技能検定2級 スピード問題集」です。

試験対策は何をしたの?

 私が行った試験対策は、まず最初に一度ざっくりとテキストを読みました。

 ただ、私の印象では、「知的財産管理技能検定2級 完全マスター」に掲載されている「審査基準」「資料」「条文」がとても読みづらく感じたので、マーカーで重要箇所が分かりやすい様に線を引いて、2回目以降にテキストを読むときには、マーカー部分を読むだけで済むようにしました。特に、「審査基準」は読みづらいので、工夫しないと時間がもたったいないです。

 「条文」については、法律の基礎なので読まないと言う選択肢は、ないと思いますが普段からポケット六法を引いているので、ポケット六法に載っていない条文のみテキストでチェックしました。

 私にとってはポケット六法の方が縦書きで読みやすいです。

 テキストは2回しか読んでいません。それも2回目はサラッと流して読んだだけです。その後はテキストは、確認問題をやるためだけに使いました。

 テキストの確認問題は、覚えるくらいに何度も繰り返すととても力が付きます。

 確認問題を何度も繰り返して、覚えてしまうと良いと思います。

解けなくても問題を解こう

 テキストの内容を100%理解してから、問題に取り掛かると言う勉強方法を取っている方もいらっしゃると思いますが、そのやり方だと、いつまでたっても問題集に取り掛かれないので、例えテキストの内容がほとんど身に付いていないとしても、問題集に取り掛かる様にしてください。

 そうすると、徐々に問題をける様になって行き、過去問にも早い段階で慣れるようになります。

 問題を解いて行かないと、知識だけ頭に詰め込んでも、合格する力が定着しないので、気を付けてください。

知的財産管理技能検定と弁理士試験は勉強の相性が抜群です!!

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具体的な試験対策は?

 具体的な試験対策は、3級と同様に「期間」「日付」系の問題に強くなることです。

 「何カ月」「何年」とかをしっかり覚えてそのうえで、実技試験で問われる「日付」を答えられるように、何回も問題を解きました。

 例えば、満了日を答える実技試験問題では、「月」までを答えればよいものでも、試験勉強で問題を解く場合には、令和〇年〇月〇日と言う具合に「〇日」まできっちりと答えるようにしました。

 時々「〇日」まで答えさせる問題も出題されるので、注意が必要です。

 ここで、重要なポイントがあるります。

 例えば、「10月15日」から「30日間」と言う場合10月が何日まであるかを知っていないと「〇日」まで解答できないので、各月が何日まであるかをしっかりと覚えておく必要があります。

 それと、2級では、金額問題も出題されるので、金額計算も多くやりました。

 金額問題は、出題される分野や量は少ないですが、きちんと問題集を解いて理解していおかないと、実際の試験では、解き方が分からず解答できないので、しっかりと練習しておいた方が良いです。

 私も、何度も問題集を解いて練習しました。慣れると、得点源にすることができます。

 私の場合の計算問題の練習の仕方なのですが、間違えた問題は、時間を置かずにすぐに同じ問題をやり直します。

 すぐに問題をやり直して、計算方法を覚えていきます。そうすると、問題を解けるようになるのが早いと思います。

 この方法は、数検対策などの計算問題対策でもやっています。

 また、「期間」や「金額」等は単語カードなどに、うまくまとめておき、目に触れる機会を増やして暗記すると良いと思います。

 ただし、何でもかんでも、単語カードにすると、単語カードを作るために時間がかかり、勉強時間が減ってしまうので注意が必要です。

最後に

 試験の前に必ず時間を計って過去問を解いておいた方が良いです。

 時間配分や出題形式に慣れる為です。

 私は、時間が無かったため、本番形式の過去問を一度も解かずに試験に臨みました。

 その結果、一度3級の試験でランダム形式の出題に悩まされていたにもかかわらず、再びこの出題形式に面食らってしまいました。

 幸い、3級も2級も一発合格できましたが、あの出題形式は、何となく嫌いです。

 頭の切り替えが、とても大変でした。

 なので、一度は過去問を時間を計って解いてみる事をお勧めします。

最後までご覧いただきありがとうございました。

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