※本ページはアフィリエイト広告を利用しています。

乙種 第4類 以外(第1・2・3・5・6類)の 危険物取扱者 試験対策

危険物取扱者 物理
英検換算努力度レベル難易度標準学習時間実際勉強時間おすすめ度
英検4級相当レベル 2.50超簡単1科目:10時間
3科目:30時間
1科目:3時間
3科目:10時間
☆☆☆☆
とても幅広い業種で求められる資格の一つです。取得する価値はものすごく高いです。
乙4を取得後に3科目同時受験をして、全て合格できました。
乙4取得済みであれば、試験は性消を10問答えるだけです。

乙4合格後の次のステップ

 「乙4取ったらもういいや」と言う人も多いかと思いますが、私は甲種を「4種類以上の危険物取扱者免状を取得している方」の受験資格で受験してみようと思ったので、「第3・5・6類」を同時受験して、甲種の受験資格を得る事にしました。

 なぜ「第3・5・6類」にしたかと言うと、免状の記載欄がスッキリするからです。「第6類」ではなく「第1類」を選択した場合、免状の記載が一つだけ飛んでしまって、バランスが悪い感じがしました。

第3・5・6類の組み合わせがベスト!!

 免状の見栄えで「第3・5・6類」の組み合わせにしましたが、結果的には最も良い組み合わせだと感じました。

 甲種の受験資格を得るには、

1⃣ 第3類 (必須)
2⃣ 第5類 (必須)
3⃣ 第1類 又は 第6類 のどちらか1つ
4⃣ 第2類 又は 第4類 のどちらか1つ

と言う、組み合わせの制限があります。

 第4類は既に取得しているため第2類を受験する必要はなく、第1類か第6類のどちらを受験するかを決めるだけでした。

 私は、第6類を選択して「第3・5・6類」を受験しましたが、皆さんにも3科目同時受験を考えている場合にはこの組み合わせをおすすめします。

第1類 OR 第6類 で迷ったら・・・

 第1類と第6類で迷ったら、第6類を選択すべきだと思います。

 理由は、「簡単だから!!」です。

 私が使ったテキストのページ数は、第6類が20ページなのに対して、第1類では45ページありました。

 なので、覚える情報の量が全く違います。出てくる品名と物品を比べると、より第6類を選択すべき理由が分かってきます。

 第6類が6品名7物品なのに対し、第1類では10品名25物品です。

 暗記しなければならない、情報量が全く違います。

第6類をあなどってはいけない

 ここまでは、覚える情報量の点から第6類を選ぶべきだと述べてきましたが、確かに、第1類よりも第6類の方が勉強しやすいと言う事は間違いありません。

 しかし、本番のテストが簡単であると言う事ではありません。

 実際に、私が第3・5・6・類の3科目を同時受験してみて、第3類と第5類は正答率が80%だったのに対して、第6類は70%でした。

 試験中もその難しさは感じていて、初見の問題で全く知らない知識の問題が第6類はいくつかありました。

 私の勉強方法が問題集中心で兎に角問題を解くと言うやり方だったと言う事も、難しく感じた原因の一つだとは思いますが、合格率がどの類でも大体70%で、覚えるべき情報量が多い1類と少ない6類で大差はないので、難易度は調整されているのだと思います。

性質・消火(性消)の効果的な勉強方法

 性質・消火(性消)の勉強方法は、問題集中心で勉強するやり方が最も効率が良いと思います。

 先程は、第6類の勉強方法が問題集中心だったので本番の試験が難しく感じたと述べましたが、問題集中心で勉強していて70%の正答率で合格できたので、満点を狙おうとか思わないで、合格できれば良いと言う考えであれば、問題集中心の勉強方法がベストだと思います。

 問題集の他に私が使った物は、テキストと自作の単語カードです。

 色・温度・酸化剤・還元剤等の個別の暗記事項でなかなか覚えにくい物は、単語カードにして覚えるようにすると、時間の節約にもなり効果的でした。

 第3・5・6類だけではなく、第1類と第2類の受験でも合格率はどの類も70%程度で変わらないので同様のやり方で合格できると思います。

鉄則を覚えるだけで点が取れる!!

 各類には覚えるべき鉄則みたいなものが存在します。

 私が受験した「第3・5・6類」では、

第3類 : ノルマルブチルリチウム(アルキルリチウム)が「黄褐色」の液体である以外は、液体は全て無色。
第5類 : 色が無色なのは、全ての液体と「アジ化ナトリウム」。
    個体は、白色または、黄色系の色。
第6類 : 発煙硝酸が赤色または赤褐色の液体である以外はすべて無色。
第3・5・6類共通 : 容器を密栓しない危険物
            第5類の「エチルメチルケトンパーオキサイド」
            第6類の「過酸化水素」
         の2つだけ。

の様な感じで、覚えるといろいろな問題に対応できるようになります。

 第3・5・6類の共通事項で、第5類の「エチルメチルケトンパーオキサイド」と第6類の「過酸化水素」の2つだけが容器を密栓しないと言う事を覚えておけば、第3類の問題の中に「○○○は容器を密栓してはいけない。」と出題されたら即「×」と解答できます。

 こんな感じで、3科目同時受験をする場合には、各類を個別にするのではなく、横断的にまとめてしまうと上手く試験に対応する事ができるようになります。

 受験する類の組み合わせで、鉄則も変わって来るのでそのあたりの事は頭に置いて勉強する事にも注意する必要があります。

問題集は最低3回解こう

 私は、問題集を3回解いて本番に臨みました。

 収録問題数としては、予想模試7回分です。3科目同時受験なので、1科目10問の合計210問です。

 それで、何とか合格できたので良かったのですが、気がかりな事もありました。

 私が使用したテキストと問題集は、誰でも知っている様な大手の物でしたが、最終改定から5年数カ月経っており、本試験の出題傾向とは少しずれている感じがしました。

 もしこれから、テキストと問題集を購入されるのであれば、最新のものを購入する事をおすすめします。

 予想問題がテキストと問題集を合わせて7回分以上収録されている、できるだけ最新の物選んで、3回繰り返し解くと合格にかなり近づくのではないかと思います。

危険物取扱者は高校生にもおすすめ!!

 あまり高校生は危険物取扱者と言う資格には興味がないかもしれませんが、高校の授業で習う物理と化学の知識が他のどの国家資格よりも活かせると思います。

 特に第1・2・3・6類は高校化学の教科書の中に出てくる物質(危険物取扱者のテキストの中では物品などと表現されています)が多く出てきます。

 また、「基礎的な物理学及び基礎的な化学」の試験科目は、まさに高校物理と高校化学の範囲です。

 プラスチック製のカッコいい!?免状も取得できるので、高校生の方が興味がありましたら是非チャレンジしてみてください。

最後までご覧いただきありがとうございました。

アガルートアカデミー